コロナウイルスの影響でイベントもバイトもなくなって暇ですね。
どうも、SGRDです。
そういえば僕の母校は無事に卒業式が行われたそうです。生徒と職員のみでしたが。
弊学の卒業式は中止になりましたね。
全く関係ない身分なのですが当事者にはとても悲しい出来事ですね。
ん、てかもう卒業シーズン!?
卒業してから1年経ったのかぁ……なにもしてないな、俺。
そういえばみなさん、卒業ソングは何を思い浮かべますか?
『旅立ちの日に』、『仰げば尊し』などの合唱曲や『さくら』、『手紙』、『3月9日』……etc.などのアーティスト曲が代表的な卒業ソングですね。
最後に合唱したのは中学校の卒業式で『旅立ちの日に』を歌ったときですね。
だけど自分の中で1番の卒業ソングは
『桜ノ雨』です!
まずは聞いてけ、このヤロー!!
↓ニコニコ動画ver
↓YouTube版
はい、見ての通り初音ミクの曲です。
簡単にこの曲について説明させてもらうと
- 2008年に投稿
- halyoshyさんが作詞・作曲
- 「卒業」をテーマにした曲で全国の卒業式で歌われる
- 小説化
- 実写映画化
ざっくり説明してもすごい曲ですね。自分の中では「桜ノ雨」が最も世に認められた曲であると思います。
かくいう自分は卒業式では歌いはしなかったものの、中学1年生の3年を送る会でこの歌を歌いましたね。
その当時まだボカロ曲に詳しくなく合唱の練習のために開いたYouTubeでこの曲がボカロ曲だと知りました。
この曲はとても素晴らしいもので始めのころはまさかボカロ曲だなんて考えもしませんでした。(これが後にボカロ曲への理解につながりました)
特に一番好きな歌詞はこの部分です。
出会いの為の別れと信じて手を振り返そう 忘れないで
すごい当たり前なんですけど卒業には出会いを別れがありますよね。それを体現した部分だなっと思って自分の中では一番お気に入りのところです。
他にもいい歌詞があるので自分のお気に入りを探してみてください。
「桜ノ雨」は本当に思い出の曲ですね。
自分の代では卒業といえばこれ、みたいな感じでした。
それに想いがとても込めやすくてとても歌いやすい曲です。もう6年経ちますが未だに楽譜なしでも歌えます。
さて曲の紹介の方はこの辺にしといて本題にいきますか。
ボカロ曲の中には小説化しているものがいくつかあります。
代表例を挙げると「カゲロウデイズ」「悪ノ娘シリーズ」ですかね。
「桜ノ雨」はこれらに並ぶ大ヒット小説です。
(単行本は絶版となってますが文庫本のほうで出ております)
作詞・作曲のhalyoshyさんが「桜ノ雨」から着想し、もしボーカロイドたちが学園生活をしていたら……ということをテーマにして書かれた青春ラブストーリーです。
舞台は音浜高校合唱部。新入生の鈴や蓮、めぐに加え2年の未来、3年の瑠華、ハルその他の愉快で個性的な仲間が歌に友情、そして恋に悩み東奔西走する姿が描かれています。
青春ラブストーリー……この響きだけでもいいですよねぇ
鈴と蓮は幼なじみだったり、未来は恋心に鈍感だったり……。設定はベタベタのベタですが逆にそれが甘くて酸っぱくていいんですよねー・
なによりも一番好きなところは話の構成です。
春夏秋冬で物語の主観が変わるのですが、それにより1年という期間で出会いから別れまでを上手いこと表現してます。
春では鈴の視点で物語が進んでいき、合唱部に出会う出来事や合唱に目覚めていく成長を
夏では蓮の視点で物語が進んでいき、合宿を通して合唱部員としての自覚また一人の男としての成長を
秋では未来の視点で物語が進んでいき、合唱コンクールに向けての練習中に起こる部員同士のいざこざ、そこから発生した合唱部の分裂を通して未来自身の成長そして心の変化を
冬では卒業を迎える瑠華の視点で物語が進んでいき、3年間いた合唱部への思いそしてこの先の未来へ自分の新たな決意を
それぞれ描き出しています。
そして最後、未来視点で展開していく感動のエピローグ。これについては自身の目で確かめてください(最高なので)
こういう小説は内容に触れてしまうと感動が薄れてしまうのでそんなに語れないのが悔しいですね。
けど、ラブストーリー好きにはたまらない話なのでぜひ一度読んでほしいです。
本編3冊+番外編「Fire◎Flower」2冊の構成になってます。
各巻完結構成になっているので全部は読まなくても楽しむことができます。
けど読んでほしい
このブログを読んで「桜ノ雨」に興味を持った人、また「桜ノ雨」が好きだった人、なかなかこの小説の同志が少ないので絡んでくれるととても嬉しいです。
いつか誰かと語り合えるその日が来たらいいですね。
小説に興味がなくても「桜ノ雨」という曲を好きになってもらえればそれだけでも満足です。
なんかついでみたいになってしまいますが4年生のみなさん、卒業おめでとうございます!
合宿などでしかお会いする機会はございませんでしたがとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
Thank you for reading!